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2012年04月11日

確定申告も終わり、ちょっと一息。
という事で、
今回は家族の砂むし温泉に入ってみたいという要望を取り入れて指宿温泉まで行ってきました。

九州新幹線で鹿児島まで行き、特急「指宿のたまて箱」で鹿児島湾から桜島を眺めながら行くのも面白そうですが、今回は老親も同道しているため車で行くことに。

到着したのは3時過ぎでしたが、指宿温泉はその名が知れている割にはメインストリートは驚くほど閑散としていました。

ホテル到着後、さっそく今回の目的である砂蒸し風呂体験に行くことに。

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ホテルから歩いて1,2分のところにある砂むし会館砂楽(入場料金900円、タオル代は別途100円)

脱衣所では下着も全部脱いで、浴衣一枚だけを身に纏い、ビーチサンダルに履き替えて海岸へ行くことになります。
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この日は風がやや強い日で、残念ながら波打ち際でビーチパラソルを差しての、あの写真などでよく見かける砂むしではなく、全天候型施設での体験となりました。
この強風はなかなかの曲者で、浴衣はきちんと着こなしておく必要があります。
どうせ砂に埋もれるからとだらしなく着ていると、突風が吹いて大事なものがポロン!なんてことになりかねないのでご注意を。

一つの砂場には12人ぐらいが寝そべることが出来、係りの人にタオルを渡すと頬かむりをしてくれて仰向けに寝るように指示されます。

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砂場に集団で頬かむりしてじっと横たわる光景は傍から見るとなかなか滑稽です。

サウナのように熱くて、すぐ汗びっしょりになるかと思いきや、思いのほか心地よかったのですが、かけられた砂は結構重たく、じっとしているのが苦手な方はやはり10分程度が目安でしょうか。

砂むしは一回だけとはどこにも書いてありませんが、皆さん一回やれば十分と言った様子で、戻っていかれます。
私も一回やれば十分だったのですが、福岡から4、5時間かけて指宿までやってきて、わずか10分で終わりかと思うとなぜか切なさがこみ上げてきます。

さらには物足りない思いで砂を払い落していると、身に纏わりついた砂をその場ではたくのは蒸されている周りの人の迷惑になるので禁止だと、砂掛け係りの人に注意までされてしまいテンションは下がり気味。

砂むし温泉自体は他では経験できないインパクトがある入浴法でもあり、砂むし会館は外国からの観光客もいてとても賑わっていましたが、砂むし会館のすぐそばには廃館になったホテルなどがそのまま残っていたり、温泉町自体は活況という感じではありませんでした。
駅からのアクセスなども含めた町おこしが必要かもしれませんね。

2012年03月26日

嵐のような確定申告が終わって、やり残した仕事の処理や雑用に追われ、気がつくと3月の最終週、もう年度末が目前です。

ブログも更新しなくてはと思いつつ、あっという間にひと月が過ぎてしまいました。
そして私が忙しく飛び回っていた間に、写真家西島善和氏がミニギャラリーと化した当事務所の応接室の写真を掛け替えに来てくれていました。

毎回素敵な作品を提供してくれる彼には、本当に「感謝!」です。

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今回も、もはや彼のライフワークと言っても過言ではない博多湾をテーマとした作品です。

ひとつは「Aratsu」。
aratsu

私の父が生前に生業としていた漁師としての本拠地だった場所は福岡漁港ですが、そこから都市高速の荒津大橋を撮影した風景は、私にとっては思い出深い場所です。
垂れこめる厚い雲と陽が差し込んでくる空とのバランスがとても味わい深い作品です。

そしてもうひとつは「Hakata Futo」。
HakataFuto

こちらは蜃気楼のようにゆらめいて博多埠頭に入港する大型船と、その前を駆け抜けていく小型船が残す波しぶきの際立つ激しさとの対比がとても印象深い作品です。

内容の意味は彼からまだ何も聞いていませんが、話せば長くなる本人の作品に秘めた思いをいずれ時間を取って聞きたいと思っております。

写真ではこの程度しかお見せできませんが、興味がある方は是非、当事務所にお越し頂いてご覧ください。

追伸
4月4日(水)からは、一日公庫無料相談会も再開いたします。
確定申告も終わり、借入の相談案件がぼちぼちと出てきています。
まだ間に合います。
ご相談はこちらまで。

作品鑑賞のついでに、無料の融資相談! 
なんてのもいいかも。

2012年02月25日

先日、確定申告無料相談会場での出来事。

確定申告に来られる方の中には、自分が手書きで一つひとつ記入して所得額や納税額を算出しないと確定申告をした気がしないという、まさに自主申告の鑑の様な方もいらっしゃいます。

今回、私は事前準備コーナーというところで納税者への申告書の記載指導をしていたのですが、申告書は自分で書いて提出するので記入内容を見てほしい、という70代の納税者の申告書をチェックすることに。

さすがに不動産所得の収支計算は毎年自分で申告しているだけあってほぼきちんと記載をされています。

でも、持ってこられた昨年の申告書の控えと比較して見ると、所得や社会保険料、生命保険料などの控除も昨年とそう変わらないのに、なぜか納税額が増えています。

よく見ると誰にでも受けられる基礎控除の記載が抜けています。

「○○さん、基礎控除が記入されてないですよ。」

と言うと、

「えー、今年は廃止になったのかと思ってました。」

「ん???」

こちらの方がビックリです。
配偶者控除は廃止するだの、なんだのとよく議論されますが、基礎控除が無くなったとは聞いたことがありません。

そう言われてまじまじと申告書を見ると確かに基礎控除の欄には380,000円の事前印刷はされていません。
たしか昔の申告書には基礎控除の金額は既に記載されていたと思うのですが...

基礎控除があることを当然のことと思い、手書きで申告書を書かずにコンピュータで打ち出すようになってから、実際の申告書に基礎控除欄に金額の記載がされていないことに、まったく気づいていませんでした。

税務署が配布している「所得税の確定申告の手引き」の書き方をよく見てみると、基礎控除の項目には、

「すべての方に適用される控除」380,000円(この控除は必ず記入して下さい)

と書いてあります。

でも、おそらく大半の高齢者の方はこんな冊子を隅々まで読む人はまずいないですよね。
誰にでもある控除で金額も一律なんだから、あまり読む人がいない手引書に「必ず記入して下さい。」なんて書くぐらいなら、最初から申告書に金額を記載しておく方がよっぽど一般の方には親切だと思うのですが...

一般の人にとっては、税法の解釈や判断という以前に、申告書を手書きで書くこと自体が、まだまだ難しい書類なのだと実感しました。

コンピュータで申告書を作成する人はこんな間違いはしないと思いますが、手書きで申告書を書かれる方はこんなうっかりミスもあるようです。十分ご注意ください!

明日、2月26日(日)は、福岡市内では、天神の西鉄ホール(ソラリアステージビル6階)福岡タワー会場(早良区百道浜)、香椎税務署で23年分確定申告の閉庁日対応の無料納税相談会場が開設されます。
仕事で平日に申告に行けない方は最後のチャンスです。
但し、相当混み合うのは覚悟をした方がいいかも...