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2013年04月25日

政治家の人たちがまたヒドイ節税対策をやってます。

個人が政治献金を行った場合で一定のものは、所得税の寄付金控除又は政党等寄付金特別税額控除を受けることができます。
 
簡単に記すと、所得控除であれば
支出した寄付金(合計所得金額の40%が限度)−2,000円

税額控除であれば税額の25%を限度として
【支出した寄付金(合計所得金額の40%が限度)−2,000円】×30%

このいずれかを選択して控除を受けることができます。

これを悪用して国会議員や市議会議員が政党支部に寄付し、それとほぼ同額を自分が直接寄付しても控除が認められない自身の資金管理団体に還流させ、所得税の控除を受けていたというものです。

法律がそのような行為を想定しておらず、法的には規制がないからと言って、何をやってもいいという訳ではないと思うのですが・・・
法律を制定するのが仕事の議員さんたちですから、知らなかったでは済まされないはず。
まさに公職者のモラルが問われますね。

特に2365万円の寄付金を還流させた福岡10区のY先生などは、元大蔵官僚で国税出身ですから空いた口がふさがりません。

同族会社には度を過ぎた節税には「同族会社の行為計算の否認」という伝家の宝刀のような法律が準備されていますが、このような裏ワザを使う輩にも「公職者の行為計算の否認」みたいな法律を作って、もっとビシビシ取り締まってほしいものです。

でもこういう法律を作っても、国会じゃ通らないんだろうな。

2013年04月17日

先日の第77回マスターズ・トーナメントは降りしきる雨の中、アダム・スコット選手が激闘のプレーオフの末にアンヘル・カブレラ選手を破り、オーストラリア勢として初優勝を飾りました。

出勤前だったので番組を予約録画しておいたのですが、無知なことに番組追従という録画のワザを知らなかったために、中継延長になって優勝が決まった10番ホールの決定瞬間の前で何と録画終了という羽目に・・・
ウーン、残念!

アダム・スコット選手が18番ホールでバーディを決めたときの雄叫びとガッツポーズは繰り返しニュースでも流れていました。

当日、着用していたのがユニクロの白のポロシャツ。
右胸にはメルセデスベンツのマーク、左胸にはユニクロのロゴが、いやがうえにも目に入りましたね。
20130415_as.jpg

スラリとして二枚目の同選手、まさにミスターユニクロといった感がありました。

ユニクロは最近、同選手とスポンサー契約を結んだばかりで、テレビCMも始まったばかりのこの絶妙のタイミングでこの快挙ですから、その宣伝効果は計り知れないものがあると思います。

新聞報道によるとポロシャツからインナーのエアリズム、パンツにベルト、全部で7960円の勝負服だったそうな。
高価なゴルフウエアブランドが多い中、とてもリーズナブルですね。

実は2週間ほど前に、ストレッチが効いてとても動きやすいのでゴルフ用にとユニクロでパンツを1枚買っていたのですが、
アダム・スコット選手の優勝した後にこれを着てゴルフに行くと何だかとってもミーハーに見られそうでちょっと気がひけます。

でもこれからは一般ゴルファーのミスターユニクロ達が堂々とフェアウェイを闊歩する姿が多くなりそうですね。

2013年04月13日

2014年4月の消費税率アップに向けて、消費税問題が段々身近に感じられてきるようになりました。

国会では「消費税還元セール」を禁止する特別措置法案を巡って、小売業界からは反発が相次いでいるようです。

セール表示が「消費税増税分の価格値下げセール」は×で、「3%値下げセール」は△、「春の感謝セール」は○というのも、何ともあいまいですね。

日本は自由経済の国なのですから、小売業界の言うようにセールの制限や、セール時の表現まで介入するのも行きすぎの様な気がしますが。

一般消費者にとっても、価格が安ければ別に名称は何だっていいのですから無意味な議論の様に思えます。

ただ節度をもって、あまり露骨な表現はやめましょうということでしょうか。

要は、小売業に限らず下請け中小企業を得意先の優越的地位を乱用しての値引き要請からいかに保護するかということですね。

なかなか難しい問題ですが、中小企業だけにしわ寄せが行かないよう政府には努力をしてもらいたいものです。