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2012年07月05日

今年は7月2日に平成24年分の路線価が公開されました。

全国平均の路線価は4年連続で下落し、比較的元気だと言われる福岡とて例外ではなく、九州の最高路線価地点である天神2丁目ソラリアステージビル前も前年並みの464万円にとどまり、福岡県の平均下落率は2.6%と言う結果でした。

そんな中でも博多駅前などは対前年比6.4%の上昇となっています。

新幹線効果が大きく寄与して他県からの消費者を吸引しているのは事実でしょうが、やはり駅ビルを魅力的な商業施設に仕上げ、天神に集中していた消費者を吸引したことが大きいと思います。

仕事で博多駅にはよく行きますが、以前よりも人の多さと活気を感じます。

駅ビルの上層階のレストラン街「くうてん」やデパ地下のスイーツショップに有名グルメ店や人気店を配置し、東急ハンズや阪急で幅広い世代を集客出来る施設を作ったことが最大の要因でしょう。

不景気といいながらも、消費者は魅力があるものにはお金を使ってくれるということですね。

天神2丁目の天神西通りもアバクロに続き、今年4月にはH&Mやフォーエバー21がオープンしました。

そしてそれを見越すかのように店舗前の通りの路線価も6%近くアップしています。

私もいい年をして、のこのこと店内に入って商品を見てきましたが、おしゃれな商品が1000円前後で買えるのですから、この路線価が高い場所で採算が合うのか余計なお世話を焼いてしまいました。

路線価が高くなること自体の良し悪しはさておき、経済発展のためには福岡がもっと人が集まる魅力的な町になってほしいですね。

東芝ビルから


2012年06月27日

一ヶ月ほど前に、税務署から、源泉徴収税額表と共に源泉所得税の改正のあらましが送られてきていました。
その中に平成24年7月1日以後に支払う給与等及び退職手当等から適用される改正があります。

毎月源泉徴収した所得税は原則として翌月10日までに納付することになっていますが、常時雇用者が10人未満の場合には、1月〜6月分を7月10日に、7月〜12月分を翌年1月10日までに納付することが出来る納期の特例という手続きがあります。

そしてこれに加え、納期限の特例の届出をすると、1月10日の納期限がさらに1月20日まで延長することが出来たのですが・・・

これまではこの納期特例の申請書を提出する際に、

「源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書」兼「納期の特例適用者に係る納期限の特例に関する届出書」

というやたらと長たらしい名前の書類を提出させることになっていました。

一般の納税者にとっては、一見すると「何のこっちゃ?」という感じの書類です。

そして二つの書類を同時に出させる関係上、説明書きに「いずれかの申請又は届出を行わない場合には、いずれかのタイトルを抹消して下さい。」と書いてあります。

まあ普通は、1月20日まで延長してやるという手続きをわざわざ抹消して1月10日のままでいいという奇特な給与の支払者はまずいないと思いますが。

この納期限の特例は年明け早々の、年末調整事務等の緩和を図るために、特例として納期限を延長する届出ですが、今回の改正は、納期限の特例を廃止して、もともとの納期の特例の1月10日の納期を1月20日に一本化したものです。

早い話、今後は納期特例の申請をしておけば、7月〜12月分の納期限は1月20日で良いということで、従来の取り扱いが大きく変わるものではありません。

強いていえば、その年の12月31日において源泉所得税の滞納があったり、その年の7月から12月までの間に源泉徴収した所得税を翌年1月20日までに納付しなかったりすると、
納期限の特例が認められず、1月10日に遡って不納付加算税や延滞税が計算されてしまうことがやや緩和されたことぐらいですか。

この改正は平成24年7月1日以降に支払う給与等(平成25年1月20日納付分、日曜日のため21日)から適用です。

平成24年税制改正には、このような納税者が知っていても、どうってこともないようなトリビアな改正がさりげなく織り込まれています。

まさに、わざわざ書く程のこともない無駄知識なのですが、
何が言いたかったかというと、この改正は納期特例分だけですから、月々納付を選択している源泉徴収義務者は従来通り1月10日が納期限だということです。

どうせ改正するなら、正月なんだから気持ちよく1月の源泉納付はすべて1月20日を納期限にしたらいいのにね。

事務所風景

2012年06月14日

平成24年下半期も日本政策金融公庫 福岡西支店 国民生活事業(旧国金)とのタイアップによる一日公庫(無料相談会)の開催を、同公庫担当者に来所して頂き、下記の日程で開催いたします。

相談内容は新規申し込みの相談や借り換え、融資制度の概要や要件の確認など何でも構いません。

公庫では制度融資などの事業貸付の他に教育貸付なども取り扱っています。

公庫の相談窓口の敷居が高い、あるいは担当者と直接の面談は一人では心細いといった方でも、当事務所での相談会であれば、当事務所担当者も同席してフォローしますのでお気軽に相談することができます。

又、新規申し込みや借り換えは事前に書類、資料を準備することで、当日、よりスピーディに審査を行うことが可能となります。

新規開業される方や会社を設立したばかりで借入申込の仕方がわからない方からの相談が多く寄せられており好評を頂いています。

又、これから税理士をお探しの方で、まずは借入の相談からという方も歓迎いたしますので、内容を詳しくお知りになりたい方は、当事務所公式ホームページをご覧ください。

お問い合わせはこちらから。

開催日   毎月 第一水曜日
        平成24年下半期の開催日は   
        7月4日、8月1日、9月5日、10月3日、11月7日、12月5日

時  間  午後1時00分〜午後3時00分

場  所  当事務所 応接室

相談費用  無 料            
       但し、資金計画書等の借入資料の作成が必要になる場合は、
       別途、作成料を頂くこともありますので、
       その際は事前にお見積いたします。

応接室