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2011年01月04日

あけまして おめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

今年の正月はあまり天候に恵まれませんでしたね。

私は元旦明け2日、多くの人が初売り目当てに天神方向へ向かう車と逆走し
九州国立博物館へ「ゴッホ展」を観に行ってきました。

大宰府天満宮へ参拝に行く方は多いようで警備員の方が誘導していましたが、
美術館は午前中ということもあり、人も少なくゆっくりと絵画を楽しむ事ができました。

芸術家を目指し、来る日も来る日も絵を描き続けるゴッホですが
正直、お世辞にも「上手い」といえない初期のデッサン。
ゴッホファンに叱られそうですが、
失礼な話、バランスの悪さに吹き出してしまいたくなるものも・・・。

ですが、勿論素晴らしい作品もあります。
これはゴッホにしか描けないと思わせる作品は胸を打ちます。
ゴッホ自身の喜びや希望が感じ取れます。
37歳で自殺しましたが、もう少し生きて苦悩を乗り越えた
彼の作品を見たくなります。

今回のゴッホ展は、没後120年 「こうして私はゴッホになった」という
おしゃれなキャッチコピーで、今までの美術展と違った感動があります。

それはゴッホの

「ぼくは100年後の人々にも、生きているかの如く見える肖像画を描いてみたい」

というゴッホの想いが詰まった展示だからです。

実際にゴッホの絵を前にした現代の私達が、120年も前の画家の絵を
鑑賞する事で、この作品が完成となるような感じを受けました。

生きているうちに一枚しか絵が売れなかったゴッホ。
精神が病んでも、絵を描き続けたゴッホ。
死後、知名度を得たゴッホ。

ゴッホ.jpg

本当に大切なことを時空を超えて教えてもらいました。

なんだかいい年になりそうです。

ぜひ、ゴッホの作品の一部となってみて下さい。

T.K

2010年12月27日

以前、「簿記の魅力」について語りましたが、憧れの税理士事務所で働き始めて
2ヶ月間で感じた「税理士事務所の魅力」について語りたいと思います。

そもそも簿記に関心を持ちだし、その延長上に「税」があった訳ですが、
「あなたの考える税とは?」と言われると、
実ははっきりとした答えが出ていませんでした。

よくよく「税」を覗いてみると、まるで空気のように身近に存在します。
消費税や住民税等、私達は日々、何らかの税を払っています。

各国さまざまな「税」があり、時代により「税」も変化します。
調べれば調べるほど、おかしな話ですが「税」が面白い生物のようにさえ
思えてきたのです。

この生物、循環機能を備えており、私達が支払った税は変化し回り巡って、
また私達の所へ戻ってきます。
そしてこの生物、古代の昔から存在します。何のために?

実際、私が税理士事務所で働き感じた「この生物:税」の答えは

幸福源泉でした。

私的表現をすると、「税理士」とは
税=幸福源泉。 理=整える、収める。
士=一定の資格・役割をもった者。
なので「幸福計算技術士」といった感じでしょうか?

しかし、「幸福」は個々人によって価値観が違います。

田中秀樹税理士事務所では、所長はじめ社員一同、
親身になって相談を受け、日々の業務の中で信頼関係を築き、
綿密に個々の企業や個人に合った「幸福」を計算しています。


よって、皆さんの幸福を考えながら仕事ができるのが
私の考える「税理士事務所の魅力」です。


来年も、税についてのご相談は田中秀樹税理士事務所へ!

事務所入口

より豊かな幸福を願い、業務をさせていただきます。

2010年は28日(火)仕事収め年明け5日(水)より仕事始め

来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

良いお年をお迎え下さい。

T・K


ビル入口

2010年12月24日

先日、予約しておいた本を図書館に取りに行きました。
図書館カードを持っていれば、ネットで予約して、貸出可であれば2、3日後には
指定した図書館に届くので大変便利です。
まだ使用したことのない方、オススメです。

前置きが長くなりましたが、クリスマスという事でこんな本を借りてみました。

名作に描かれたクリスマス.jpg

「名作に描かれたクリスマス」若林ひとみ

私はクリスマスにはツリーを飾り、サンタさんがプレゼントをもってきて
ケーキを食べて・・・・くらいにしか捉えていませんが
本場、キリスト教の中でもいろんなクリスマスがあるようです。

16世紀、宗教革命を唱えたマルチン・ルターが興したプロテスタントでは
偶像崇拝を認めないため、幼児キリスト(天使)がクリスマスプレゼントを
持ってくるといわれているようです。
他にも、オーストリアでは”冬おじさん”という頭にヒイラギの冠をかぶった
おじさん、北欧では赤い三角帽子をかぶった”クリスマスの小人”が
クリスマスプレゼントをもって来るなど
サンタさんだけがプレゼントを運ぶわけではないんですね。

ドイツのクリスマス菓子はレープクーヘンというドライフルーツなどが入った
固めのパンケーキ。
イギリスではクリスマス・プディング。
このプディング、テーブルに出す前にブランデーを振り火を付け
願懸けをするようです。
プディングの中には、コインやボタン、指輪、指ぬきなどが入っており
食べて”運だめし”という楽しみもあるらしいです。

この本で一番心を打たれるのはやはり「クリスマスキャロル」の
チャールズ・ディケンズの”クリスマス精神”。
強欲で非人情的な叔父に対する甥の反論の一節です。(脇明子訳)

「ぼくは、クリスマスがめぐってくるたびに、クリスマスってなんてすてきだろうと、
あらためて思うんですよ。クリスマスという言葉そのものの神聖な意味と
その起源に対する敬意はべつにしてもです。
もっとも、クリスマスに関することは、何だってその言葉の意味や起源と
切り離すことはできないんですけどね。
とにかくクリスマスは、親切と、許しと、恵みと、喜びのときなんです。
長い一年のなかでもこのときだけは、男の女もいっしょになって、
ふだんは閉ざされた心を大きく開き、自分たちより貧しい暮らしをしている人たちも、
墓というおなじ目的地にむかって旅をする仲間同士なのであって、
どこかべつの場所へむかうべつの生きものじゃないんだってことを
思い出すんです。」


さすが名作です。

今年はこの気持ちを大切に祝いたいと思います。

T.K