2013年01月24日

かなり思い切った努力が必要

日銀総裁が金融政策決定会合で導入を決めた消費者物価2%上昇を目指すインフレ目標について、「かなり思い切った努力が必要だ」と述べました。

2013年も始まったばかりですが、すでに今年も引き締めて行かなければと思わせる発言ですね。

財務省のHPに「財政を家計に例えると」というページがあります。

1ヶ月分の家計で(H24年の一般会計を基にして)
月収40万として
必要経費が78万
不足の38万は借金で補い
住宅ローン残高が7382万

もし私がこんな家庭だったら気が狂いそうです。

このような家庭の家計簿をみてどう思いますか?

どう考えても贅沢な生活のツケだと思いませんか?

一昔の日本。
つまり戦時中のスローガン
「贅沢は敵だ」「欲しがりません勝つまでは」
だったんですがね・・・。

正直こうなる前にもっと早く「かなり思い切った努力が必要」だったと思うのですが。

しかし実際問題、これをどうにかしないといけないといけないわけです。
国民に借金しているわけなので、この家計では「住宅を売ってローン返済」ということもできません。

必至になって経費削減しつつ、副業なり収入アップを計らなければなりません。

しかし復興特別税による増税に、保険料も引き上げられますます国民負担は増えていくばかり。

なんだか石川啄木の『一握の砂』の

はたらけど
はたらけど猶わが生活楽にならざり
ぢつと手を見る

という歌が聞こえてきそうです。

アベノミクスの三本の矢は、金融政策と財政政策と成長戦略だそうですが
おかしな方向に矢が飛んでいかないことを祈るばかりです。

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posted by 田中秀樹税理士事務所 at 08:37 | Comment(0) | スタッフブログ
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