2012年04月14日

南薩摩紀行2 薩摩富士と薩摩人のやさしさ

砂むし風呂体験以外何も予定していなかった、今回の南薩摩観光。
翌日は知覧に立ち寄って帰ろうかと思っていましたが、とりあえず、長崎鼻に行ってみることに。

長崎鼻近くで駐車場を探していると、無料駐車場と手書きした看板前でおじさんがこっち、こっちと手招きしています。
近寄ってみると案の定、土産物屋の客引きで、その店で100円のジュース一本でも買えば、駐車場は無料にすると言います。
どこも大差ないかと思い、そこを利用することに。

土産物屋が並ぶ道を下っていくと龍宮神社が左手に見えてきます。

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観光列車たまて箱の由来はこれだったんですね。

薩摩半島に海岸線から半分はり出した開聞岳は、この地域のランドマークになっています。
その美しい姿はまさに薩摩富士ですね。桜島に比べて優しさを感じます。

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長崎鼻から見た開聞岳

くだんの土産物屋に戻り、ジュースでも買って出ようか、というところで、店内を物色していた家人が店主のマシンガンのようなセールストークにつかまってしまいました。
すっかり店主の術中にはまった家人はいろいろと土産物を買い込んでいます。

これに気を良くしたのか、店主は私達にこの後の計画がないのを知ると、知覧までの立ち寄り観光ポイントまで教えてくれました。

どうせ無計画ならばと、だまされたつもりで池田湖方面からの知覧ルートはやめて、教えられたとおりに枕崎方面の番所鼻公園へ。

あまり、観光案内にも詳しく載っていないこの公園ですが、行ってみるとなかなかのビューポイントです。
噴火した時の溶岩の真ん中が抜け落ちて海の池が形成されていて、潮が引いているとぐるりと周囲をひと回り出来ます。

ここから見た開聞岳も、あの日本地図を作った伊能忠敬が絶賛したというだけあって、お勧めです。

bandokoro.JPG
番所鼻公園から開聞岳を望む。

その近くには無料で入れるタツノオトシゴハウスがあり生きたタツノオトシゴが観察できます。

さらに、ここから車で5分ほど行ったところには釜蓋神社があります。

ここは、釜の蓋を頭に被って落とさずにお参りするとご利益があるとか。
勝負事にご利益があるのか、スポーツ選手の祈願が多いようです。
この日は風が強く、頭に釜蓋を載せると落としてご利益が無くなりそうなので断念。

代わりにコイン大の鍋蓋(1つ100円)を海岸下に据えられた釜に投げ入れて運だめし。
こちらもあえなく失敗。勝負事には向いていないかもしれません。

どちらも、わざわざ行ってみるというほどのものではないかもしれませんが、結構楽しめます。
指宿に行かれた際は、是非立ち寄ってみてください。

遅めのお昼は知覧の武家屋敷内の食事処高城庵(たきあん) でとることに。

こちらも長崎鼻の土産物屋の店主お勧めの店です。
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庭園の方もなかなか見事です。

頼んだのは、

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さつま豚骨定食(1,575円)と

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両棒(じゃんぼ)もち。(315円)

とんこつというと福岡ではラーメンのスープを連想してしましますが、出てきたのは豚のスペアリブみたいなやつの角煮です。
それに、さつま揚げや蕎麦などもついていて郷土の味を堪能出来ます。

両棒もちは餅にみたらしのたれがかかったもので、日本の串を二本の大小の脇差に見立てたところが名の由来だそうです。

土産物屋の店主が私の紹介だと言えば何かいいことがあるかも、と言っていたのを思い出しそう告げると、最後にお抹茶のサービをしてくれました。

今回は、あちこちで思いがけない薩摩人の優しい心配りを感じることが出来ました。
決してお土産をたくさん買ったからではないと思いますが・・・
たまには、こういう行き当たりばったりの旅ものんびりしていいですね。
posted by 田中秀樹税理士事務所 at 15:26 | Comment(0) | 所長ブログ
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