2011年05月29日

山陰・山陽紀行4 松江散策 八雲の庭

今回は、やたら観光名所を巡らず、一か所に半日程度ゆっくり滞在しようと決めていたので、二日目はどうするか迷いましたが、とりあえず午前中は松江城周辺観光へ。

松江城まで行き、堀川めぐりをしようと中心地にある大手前の駐車場に止めようを思ったら、午前10時頃にはもう満車。
連休の間の平日だから多少空いているかと思っていたら、松江城周辺はすごく賑わってました。

堀川から見た松江城
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やや離れた城山西駐車場に車を止め、遊覧船に乗って堀川めぐりをすることに。
一人1200円で三ヶ所の発着所を終日乗り降り自由となっていますので、一日ゆっくり観光するには便利ですね。

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橋の下に来ると船の屋根が下がります。客も一緒にしゃがんでます。

先ほど車を止められなかった大手前発着所で降りて、城内周辺を散策した後小泉八雲記念館と実際住んでいたという旧居に入館してみることに。

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小泉八雲は「雪女」や「耳なし芳一」などの「怪談」の作者で有名ですが、その純和風な名前や作品とそのプロフィールとのギャップから、
家人の第一声は、

「エー、この人、外人やったとー!?」

「学校で習ったろーもん。知らんやったとね。」

ここで出雲大社での借りを返しました。

入館のしおりを読むと、ラフカディオ・ハーンはギリシャに生まれ、父の故郷であるアイルランドに移りフランスやイギリスで教育を受け、19歳で単身アメリカに渡り、
39歳の時に記者として日本にやってきて、そのまま帰化したようです。(好きで世界を遍歴していた訳ではなさそうです。苦労されたのでしょうね。)
54歳で世を去るまでの間、わずか15年ですが、日本をこよなく愛していたのが、その作品群からもうかがえます。

「知られぬ日本の面影」の舞台となった住居の庭を見学しましたが、西洋人でありながら日本文学者としても一流で、日本人に勝るとも劣らぬ日本的な心を持っていたことはまさに尊敬の念に値します。

居間に座って八雲が住んでいた当時のままの庭を眺めてみました。
CIMG3428.JPG
八雲もとても気に入って眺めていたそうです。やはりとても心が落ち着きますね。

何やら今回は庭園めぐりの旅になりそうです。

posted by 田中秀樹税理士事務所 at 07:12 | Comment(0) | 所長ブログ
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