2011年05月18日

山陰・山陽紀行その1 石見銀山

4月後半から5月末までは当事務所にとって、個人の確定申告時に次ぐ繁忙期です。

にもかかわらず今年は千円高速が6月で終了ということで、ゴールデンウィークに山陰・山陽地方を車で回ってきました。

まずは一度見ておかねばと思い、最初に行ったのが2007年に世界遺産に登録された石見銀山地区。
 
龍源寺間歩
  龍源寺間歩

町並み地区方面には車では行けないので、世界遺産センターの大駐車場に車を止めて有料のバスに乗り換えることになります。

世界遺産センターで周辺マップをもらい、すぐにバスに乗っていこうとすると、案内係のおじさんが、
「行く前にここで予習をしていかないと、向こうに行っても『世界遺産って何のこっちゃ?!』になりますよ。」
というので、入場料300円を払って予習をしていくことに。

初めて行く人はやはりケチらずに入場すべきです。

確かに、絶景やシンボル的遺跡があるわけでなく、レトロな町並みと坑道(間歩)が保存されているということが売りなので、歴史的背景等について予備知識なしに行くと、本当に

どこがいったい世界遺産?

と言いたくなるかもしれません。

石見銀山は1526年に博多の豪商神屋寿禎により発見された世界有数の銀鉱山で、大航海時代にはヨーロッパ人にもその存在が知れ渡っていたそうです。

でもどうやって、博多の商人が島根の山中の銀鉱山を見出したのか、が私にとってはとても気になるところです。
韓島沖を航海中に山がギラリと光ったのがきっかけと『銀山日記』に記述があるそうですが、真偽はともかく、その目のつけどころはさすが博多商人ですね。

海から見た銀山
   海から見た銀山

又、中国には銀、日本には絹糸、ヨーロッパにはアジアの香辛料と、それぞれの国の経済的価値に目をつけて、貿易で大儲けしたヨーロッパ人の商才には考えさせられるものがあります。
世界情勢に絶えず目を向けていないと、後れを取るのは現代でも変わりませんね。

羅漢寺
  羅漢寺の開運吉祥弁財天
ここでお金を洗うとご利益が...
せっかく洗った小銭をうっかり帰りのバス代に使ってしまいました。
posted by 田中秀樹税理士事務所 at 11:27 | Comment(0) | 所長ブログ
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