正月に読もうと図書館に予約をしてたのですが、やっと2ヶ月ほどして
手元にやっと届きました。
「悪人(上・下)」吉田修一
長崎、佐賀、福岡を拠点として話が進行していき、もちろん土地勘や方言も
親近感があるのでスイスイ読み進み、あっという間に読んでしまいました。
「悪人」というタイトルから、どんな非常な悪人なんだろう?
松本清張が描くような「悪」を想像してましたが
上下ある本で、上を読み終わった時点でも「悪人」って誰?と思ってしまうほど
そう悪いと思う人が出てきません。
誰もがもっている小さな「悪」がいくつかの条件が重なる事で
「悪人」へと変貌してしまうのですが、同時に愛する喜びも得てしまうことで
さらに「悪人」としての認識し、そして自分を追い詰めていく切ない物語です。
地味な話なのですが、じわじわと良さが増していく小説です。
ちょうど読みきった後、「悪人」の映画が日本アカデミー賞で
俳優賞総なめというニュース情報を目にしまいした。
リアルタイムだっただけになんだか嬉しいニュースでした。
映画もぜひ見てみたいと思います。
T・K
手元にやっと届きました。
「悪人(上・下)」吉田修一
長崎、佐賀、福岡を拠点として話が進行していき、もちろん土地勘や方言も
親近感があるのでスイスイ読み進み、あっという間に読んでしまいました。
「悪人」というタイトルから、どんな非常な悪人なんだろう?
松本清張が描くような「悪」を想像してましたが
上下ある本で、上を読み終わった時点でも「悪人」って誰?と思ってしまうほど
そう悪いと思う人が出てきません。
誰もがもっている小さな「悪」がいくつかの条件が重なる事で
「悪人」へと変貌してしまうのですが、同時に愛する喜びも得てしまうことで
さらに「悪人」としての認識し、そして自分を追い詰めていく切ない物語です。
地味な話なのですが、じわじわと良さが増していく小説です。
ちょうど読みきった後、「悪人」の映画が日本アカデミー賞で
俳優賞総なめというニュース情報を目にしまいした。
リアルタイムだっただけになんだか嬉しいニュースでした。
映画もぜひ見てみたいと思います。
T・K