2010年12月01日

どうなる?ペット税

近年、飼い主が安易な理由でペットを捨てるため
自治体に引き取られ殺処分されるペットの数が増加し、
社会問題化しています。

それを受けて民主党はペット税の導入に向けて議論しているようです。

ペット税の税収は
〈1〉ペットと飼い主の特定につながる鑑札や体内埋蔵型マイクロチップの普及
〈2〉自治体が運営する動物収容施設の収容期間を延長するための運営費
〈3〉マナー向上の啓発運動費用−−
  などに充てる方向のようです。

「ペット税」導入には賛成意見が多いようです。

果たしてどうなるのでしょうか?

私は思わず「人頭税」を思い浮かべてしまいました。

沖縄(琉球王国)で15歳から50歳までの男女を対象に1637年から1903年まで制度化され、
貧民・病人に重い負担となった税で「悪税」と言われています。
担税能力の差に関係なく、人民一人に同額を課する租税です。

税の負担を減らすため(人を減らすため)、村の妊婦を集め、岩を飛び越えさせ、
うまく飛び越えても大きな衝撃のため、流産はまぬがれず、
転落死するものさえいたと言われています。

出産経験のある私としては、とても耐えれる話ではありません。

私も動物大好きなので、ペットの殺害などのニュースを聞くと胸が痛みます。

しかし「税」とするのは・・・・・。

ペナルティなら解ります。
例えば、ペットを飼う際に、最後まで責任を持って飼うこと、
ペットの寿命を理解する等の誓約書を作り、購入代金と別に誓約金も払う。

誓約を破った場合は、罰則、罰金を払う。
誓約金は一部を預かり金とし「ペットの火葬証明書」を提出すれば
いくらか戻ってくる、など。

命あるものに税をかけるのは、いかなるものかと思ってしまうのは私だけでしょうか?


ペットを売る側にも、飼う側にもモラルを問われる「ペット税」ですが、
「いのち」に対する税のモラルも考えさせられる税だと思います。

T・K


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posted by 田中秀樹税理士事務所 at 11:59 | Comment(0) | スタッフブログ
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