2013年07月09日

イタリア紀行4(ローマ・ヴァチカン)

そしていよいよ最後となるローマ観光。
今回の観光の一番の目玉です。

トレビの泉、スペイン広場、真実の口、コロッセオ、定番の観光地は一通り廻りましたが、どこも人が多く、そして天気もいいのでとにかく暑い。

サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の入り口の壁にある「真実の口」

実はこれマンホールの蓋だそうです。
真実の口.JPG

口に手を入れて写真を撮るだけのために、延々20分以上並びます。
さんざん待って入った教会内部はいたって普通で、10分もあれば出てきます。
並ぶこと自体にバカバカしさをおぼえますね。
映画「ローマの休日」の影響がいかに大きいかを思い知らされます。


イタリア観光で添乗員さんから毎日のように口を酸っぱくして言われ続けることは、スリと置き引きや忘れ物です。

添乗員さん曰く、
「ホテルでの忘れ物は一旦ホテルを離れると戻ってくる確率は80%、レストランなどではいったん離れると50〜60%の確率で戻ってきません、ましてや路上で忘れればまず戻ってこない。」
とのこと。

そしてイタリアに限らないとおもいますが、観光地のトイレ事情の悪さです。
名所旧跡ではトイレがあまり整備されていません。
そしてあったとしても、そのトイレには便座すら、ついてないことが多いですね。

女性はどうするのかと思い、家人にも聞いてみると、便座にはお尻は付けず中腰だとか。
従って、トイレは出来るだけホテルや昼食時のレストランで済ませた方が無難です。


午前中のローマ市内観光を終え、昼食を取った後、ヴァチカン市国観光へ、というところで事件は起こりました。

昼食時のレストランで、午前中のローマ観光の暑さでグダグダになっていた私は食欲もあまりなく、混まないうちに先にトイレへと、席を立ちました。

トイレでしゃがみこむ前に、お尻のポケットに入っていたこの春に買い換えたばかりのiPhoneに気づき、これを落としていけないと、トイレットペーパーのボックスの上に置いたのでした。

そしてノックする音に急かされるように、急ぎ用を足すと、連日の疲れでボーッとしていた私はあろうことかそのままトイレを後にしたのでした。

忘れものに気づいたのは、店を出て5分ほど歩き、ヴァチカン行きのバス待ちをしている時でした。

「今ならまだ間に合うかもしれない。」
と言う添乗員さんの言葉に一縷の望みをかけて、私は今来た5分ほどの道のりを、猛ダッシュで店に駆け戻ったのでした。

「あれだけ言われとったのに、このバカチンが!」
心の中でそう何度も自分を罵り続けながら・・・

そして店の入り口のレジを通り抜けトイレに向かおうとした時に、レジの店員が、
「ヘイ、忘れ物か? iPhoneならここにあるよ!」
みたいな感じで、ニコニコしながらiPhoneを振っています。

何と私のiPhone は無事レジに届けられていました。

そのレストランは上品な客が多そうだったことが幸いしたんでしょうね。
届けてくれた人に本当に感謝です。

心配していた同じツアーの人たちも、猛ダッシュでヘロヘロになった私がiPhoneを手にしながらバスに乗り込んでくるのを見て、笑顔で迎えてくれます。

とてもうれしいやら恥ずかしいやら、イタリアで一番思い出に残る事件でした。


最後はカトリックの総本山ヴァチカン市国。
ヴァチカン2.JPG
先日ここでコンクラーベをやってましたね。

ヴァチカン博物館の天井画
ヴァチカン.JPG
絵の周辺も彫刻ではなく描かれているそうです。一種のだまし絵ですね。


システィナ礼拝堂ではミケランジェロの「最後の審判」」を鑑賞しました。

ここは写真も、ガイドも×、私語も謹んで、ひたすら天井画を鑑賞しなければいけません。
ここでの鑑賞時間は15分程度ですが、そんなに上を見続けていると、首を痛めるのでご注意を。
見るのも大変ですが、描くのはもっと大変だったことを思い知らされました。

posted by 田中秀樹税理士事務所 at 08:43 | Comment(0) | 所長ブログ
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