2013年02月16日

ナウシカの世界

Particulate Matter2.5、略してPM2.5。
直径が2.5μm以下の超微粒子。といわれてもμmの単位がよくわかりませんが
花粉症マスクでは防ぐことのできないほどの細かい粒子のようです。

福岡市は15日から、ホームページで環境基準を超えるおそれがあるかなどの予測を公開しています。
毎日午前7時に情報を更新。
今後、朝のニュースに天気、花粉、PM2.5予報と見所たっぷり?となりそうです。

私はこのニュースを聞いて悲しい気分で「まるでナウシカの世界」と思いました。
「風の谷のナウシカ」は宮崎駿監督の作品で私の好きな3つのうちのひとつですが、
(好きな方はご存知かとは思いますが)
ナウシカの世界観は、(以下、ウィキペディアより参照)産業文明の出現から1000年を経て極限まで科学技術の発展した人類社会が、
「火の7日間」と呼ばれる最終戦争によって滅びてから1000年余りが経過した未来の地球という設定になっています。

人類の子孫は腐海の毒が及ばない地域を中心に暮らし、海は「この星の汚染物質が最後にたどり着く所」とされ、生物が生息できる環境ではなくなっています。

「風の谷」とは主人公ナウシカの故郷である辺境の小国で、海から吹き付ける風を風車で動力としています。
「海から吹く風様」と形容される潮風で腐海の胞子による侵蝕から守られていますが、
それでもわずかに届く腐海の毒は人々を確実に蝕んでいます。
なので人々は、風の谷を出るときは瘴気遮断マスクします。

nausika.jpg

しかし一度、ナウシカが瘴気遮断マスクをはずし、「うっ、少し肺に入った。」とナウシカが言うシーンがあります。

宮崎駿監督の「人と自然」に対する反骨精神がすばらしく現れている作品であり、
それが具体化されている台詞だと私は思いますが、
まさかこんなに近い現世界にて実感することになろうとは・・・・。

息子が通う幼稚園からも、予報が発令されたときは外遊びを控えるここと、
高機能マスクの用意のご検討を・・・という連絡がきました。

どうか、マスクなしでは生きていけない世界にはなりませんように。

 
posted by 田中秀樹税理士事務所 at 00:47 | Comment(0) | スタッフブログ
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