52万5600分。
これ何の時間か解りますか？

この時期、税理士事務所は一年で一番忙しい時期で３月１５日まで皆寝る間も惜しんで仕事をする状況が続きます。
思わず家に帰ると「疲れた〜」とビタミン剤のCMにでも出れそうな状態に。
また明日も頑張れるように気分を切り替えるために私の心の栄養剤がこの曲。

♪Seasons of love♪

52万5600分。
これは１年間を分で表したものなんです。
「RENT」というミュージカル映画に使われている曲なんですが
この歌詞がいいんです。

Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes（52万5600分）
Five hundred twenty-five thousand moments so dear（52万5600分の愛おしい時間）
Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes（52万5600分という時間）
How do you measure, measure a year?（あなたはどうやって１年を計る？）

サビでは
How about love?（愛ではかるっていうのはどう？）
と歌ってますが、私はここを
How about an income tax return?
(申告ではかるっていうのはどう？）
と置き換えるような気持ちで
たかが52万5600分÷12＝43800分。
好きで選んだ仕事なので楽しみながらやろうよ。というような考えにさせてくれる歌詞とメロディなんです。

今年は心はこの曲と、体はこれで。




ラストスパート頑張ったら、春が来ます。

外国の方に日本に来た感想を聞くと「みんなマスクをしている」という意見が多いようです。

潔癖すぎるという意見もあるようですが、実際問題マスクの必需性は年々上がっていると思います。

マスク会社の株は右肩上がりではないのでしょうか？

ドラッグストアに行ってもかなりの種類のマスクがあります。
この時期、花粉対策用の鼻の穴にいれるマスク（鼻栓）もありますしね。

先日、「ダチョウ抗体マスク」というものを見ました。
ダチョウの卵から抽出した抗体を含浸させたフィルターでウィルス飛沫も花粉も遮断するようです。


しかしどのマスクも100％遮断と書かれたものはありません。
最高99％です。

顔の形、大きさも違うのでどうしても完璧なマスクはできないかと思います。
しかし、マイ枕のように自分にあったマスクをオーダーメイドなんてことも今後あるかも知れませんね

マスクの種類が増えて、マスクアドバイザーなんて人もでてくるかな？
人間だけでなく犬用マスクもできたりして・・・。

毎年、年が明けると早々に申告の書類を持ってきて下さる方がいました。

今年も例年通り書類を預かり、一通り申告書類を仕上げたので質問をするため何度か電話したことろ繋がらず、
再度電話しようと思っていた矢先、娘さんより「亡くなりました」と電話がありました。

今では珍しく、自分で元帳と振替伝票を手書きで作成され、
パソコンで作成された元帳しか見たことのない私にとっては、
同じ数字でも生きた数字に見え、
実際に伝票と元帳の流れやその他もろもろ沢山のことを教えてくれる生きた資料でした。
その書かれた字と、まとめられた資料からはその方の几帳面さが伺え
鑑定士ではないですが、手袋をして書類を触りたくなるほどで、
思わず「拝見させて頂きます」と心の中で思いつつ仕事をさせて頂きました。
昨年も高齢につき入院、通院をされていたようですがミスもなくきれいな元帳でした。


なので私のなかで、この方の申告が終わるとまだまだ申告の仕事はたっぷり残っていますが、
ひと段落済んだようにすがすがしい気分になっていました。

「袖振り合うも多生の縁」と言う言葉がありますが、
見知らぬ人とたまたま道で袖をすり合わせるというのも、
前世からの深い因縁によるものであるという意味で、
人と人との関係は単なる偶然によって生ずるわけではなく、
大切にしなくてはならないという仏教的な考え方ですが、　　
今世にお会いできたことを嬉しく思い、
また来世においてもお会いできますよう願いたいと思わせる方でした。

もう来年お会いすることも出来ないのかと思うと悲しい気持ちで一杯になりますが、
本当に貴重なお勉強をさせていただきましたことに心より感謝申し上げますとともに
ご冥福をお祈りいたします。