2011年02月03日

コーポレート・ガバナンスとマネジメント・コントロール

先日、福岡大学で行われた「管理会計」セミナーに行ってきました。

講演は
(前)日本原価計算研究学会会長 櫻井通晴氏
九州大学大学院教授 大下丈平氏
(株)アステム代表取締役副社長 吉村次生氏
(株)西日本シティ銀行代表取締役頭取 久保田勇夫氏
京都大学大学院教授 澤邉紀生氏
と、こんな機会でもなければお会いする事もない方々ばかり。

コーポレート・ガバナンスとは企業の経営を監視・規律することで
企業統治とも訳されています。

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目的としては、企業不祥事を防ぐ、企業収益力の強化等ありますが、
企業買収、株主の経営の自由度が高まる中、
社員の管理、制度の変化、価値観の統一、
財務、非財務をどう管理・評価しするか、リスクをどう回避していくか、
外部からの監視の目は、今後ますます必然となっていきそうです。

アメリカでは数値ばかりを見るのに対し、ヨーロッパでは数値には出てこない価値も含めて
コーポレート・ガバナンスとマネジメント・コントロールをする動きがあるようです。
そして、企業はいったい誰のものでしょうか?
社長?株主?社員?
この物さしによっても評価はかなり変わってくると思います。

企業をどう評価し編成していくかについて、各々先生方の様々な角度からの
見解ががありましたが、同一している意見がありました。

トップの資質についてです。
トップの意思決定、リーダーシップがない企業の評価は低い。

現代は、報酬も株主より厳しい目で妥当性を問われる時代です。

トップがしっかりとリーダシップをとり社員の道標をつくる。
そして、うそをつかず、隠蔽しない。
そうすれば強い企業ができる。

学術的な話ばかりでなく、実際企業でのガバナンスの経営理念も
聞くことができ大変良い講演で、深く感銘を受けました。

T.K
posted by 田中秀樹税理士事務所 at 08:13 | Comment(0) | スタッフブログ
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